無事に踊り終わり、私とシオン様がお辞儀を すると、役人たちは 「お前達が旅芸人なのは間違えなさそうだ」 という。 それに私もシオン様も、そして後ろで待機 していたゼンとエーラもほっとしたような 表情をした。 「そこの女」 その時、役人の一人がそう言いながら私に 近づいてきて私の腕を掴んだ。 …! 「良いものを見せてくれたからな、褒美をやろう」 そう言って私の腕を引く役人に、 私はどうしようと思考を巡らせる。