「だから俺はいいって…」 そう頑なに手をだそうとしないエーラを見て、 私は少し背伸びして手を伸ばし エーラの口にカポっとリンゴをはめた。 「…っ!!」 エーラが驚いた顔をするのをよそに、私は 「ありがとね、エーラ」 と笑って半分を食べた。 そのリンゴは、普通のリンゴよりも 酸っぱかった。