「え…えーと…」


私の前に来て次々と色んなことを喋る山賊たち


に、対応しきれなくなってきた時、エーラが


そばに来て、私と山賊の間に入ると、




「はい、もう終わり。うちのお姫様を返してもらいます」


と、山賊たちに向かって言い放ち、


しっしっと手を振った。





「なんだ!そういう関係か!」


「やっぱりそうなのか!エーラちゃん!」



嬉しそうに言う山賊に


「違うし、ちゃん付けするな!」


と言い返すエーラ。





「…なんだかそこのやり取り、面白い」


そう私が後ろから言うと、エーラは


ムッとした顔で振り返って



「俺は全然面白くない」


と言い返された。