「…間違っても死んだりするなよ、フェルナン…」 閉まった扉に、グオンはそう呟く。 さて…四聖獣を見つけ出せるか。 奴らを従えるだけの人望はあるか。 …今こそ、姿を見せる時だ。 黄金の、麒麟。 グオンはそんなことを思いながら 満月の空を見上げた。