隣の席の及川くん。






暑苦しい練習も終わり


やってきた体育祭本番



朝投稿してきてびっくりしたのは


絶対優勝!!!と書かれた黒板

中二病ですか?なんてぐらい大げさに書かれていた


それを見てクラスの人たちは何時もより賑わっており
私は温度差を感じていた


だって私は放送委員と言う名前だけの役割をやるだけであって競技には出ることはない

クラス全員リレーももちろん出ることはなくみんなで協力!なんて輪に入れない


まぁ仕方ないことなんだけど
でもやっぱり少し寂しくなる気持ちがあるのは現実で心にチクっと痛みを感じた



「おはよう。そんなところで立ってると邪魔になっちゃうよ?席に行こ」

と後ろから聞こえた声

声の持ち主は及川君でそれと同時に及川君と会った事で寂しい感情が薄れていった