隣の席の及川くん。

彼女のヒミツのせいで次々と親戚の家をたらい回しにされた



ワタシハイラナイコ


タスケテ


ダレカ………



「…け…てよっ…」




ばっと起き上がるとそこには私の手を握りこっちを見ている櫻木さんと
その横に立つ彼がいた




「鈴木さんっ！大丈夫なの！？痛い所とかない！？辛くない！？」

櫻木さんの勢いのある声に驚くと


「おい櫻木！鈴木さんがびっくりしてるだろおちつけよ。」


「っあそうだよね。ごめんね？鈴木さん教室で倒れて保健室に運んだんだ。先生今はいないけど多分貧血だろって！」