隣の席の及川くん。





私も外に視線を移した


時折放送をかけ、ふと用意された原稿の時刻を見ると、時間的に次の競技は400mリレー


及川君の出る種目だ

私は自然と及川君の姿を探した

すると


「ここは、私がやっておくよ。美華ちゃんもクラスの応援に行ってくるといい」


優しく微笑まれ私は素直にお辞儀をして放送室をあとにした


自分達のクラスの観客席にいくと美緒がいて「美華ーー!!!」と大きく手を振ってきた


私はすぐに美緒の隣に行き
及川君の姿を探した


「「「きゃーーーーーっ!!!」」」

「「「みなとくーんっ!!!!がんばってー!」」」


女子たちの視線を集める先には
私が探していた彼がいた


及川君はそんな女子たちの歓声に手を振って答えていてそんな姿を見た女子は黄色い歓声を送っていた



「相変わらずの人気っぷりね。ムカつくわ。美華もなんか言ったら?きっと湊の奴頑張っちゃうよ」

なんて、わけの分からん事を言い出した