暗い夢のなか

「え……」


おそるおそる振り向く

音の正体を確認するために


そこには

「べ、ベル……?」


昔愛していた人の首と肉塊と化した胴体だったモノ。

闇は足元の血溜まりを隠した。


無意識に吐き気に襲われ口元に手をあてがう

グニ

不快な感触と味が口内に充満した。