―――――――――――― ピピピッ、ピピピッ、ピピ…… 開きにくい目を開け、ベットの上で寝返りを打つ。 自然と携帯に手が伸びアラームを止める。 何も表示がない。 時刻と、幸せそうに笑ってる 阿津斗君と私の画像。 目の重たさで、昨日の出来事が嘘じゃないと理解した。 「学校行きたくないな」 ポツリと呟いた私は、心とは裏腹に支度を始める。