好きだった気持ちは嘘じゃない。 でも、昨日優希が気付かせてくれた。 私、思い出にすがってるな。 阿津斗君のカーディガンの入った袋を見つめた。 よし!! 私は、自分の教室には行かず阿津斗君のいる教室へと向かった。 「ぁ、あの……」 教室の出入口で、教室の人に声をかけようとするも声が小さすぎて届かない。 「……………ッッ!?」 教室の一番端にいる阿津斗君。 こっちに気付いたみたい。 目が合った私は、目を逸らさなかったでも、阿津斗君は冷たい視線で私を見る。