「誰待ってるの?」 「篠崎君を待ってたの」 もう、学校に来てたのね。 「俺?」 どことなく嬉しそうに笑ってる様に見える。 「あのね、これ」 カーディガンの入った袋を、篠崎君に渡す。 中身を袋を広げ見た篠崎君は 「阿津斗の?」 「うん、」 ちょっと気まずいな。 「返してもらえないかなぁ、阿津斗君に。えっと、篠崎君は阿津斗君の友達だから」