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「あ、雨降ってるよ、双葉ちゃん」
その日の授業が終わり、先に昇降口に出た心愛が空を見上げて心愛がそう呟いた。
「えっ、うそーっ!」
まだ下駄箱にいた私は、慌ててローファーを下駄箱から出し、心愛の隣に駆け寄る。
確かに、空は灰色のどんよりとした厚い雲に覆われ、雨がぽつぽつと降り注ぎ、校庭を濡らしている。
あちゃーっ!
朝はあんなに晴れて温かいぐらいだったのに、まさか降り出してくるなんて!
「天気予報、当たったね」
隣でそう声を上げる心愛に、思わずギクッとする私。
「あ、あは、そうね〜…」
なんて苦笑いで返しながらも、内心〝やっちまった〜!〟って叫んでる私。


