ん……? 急に何っ?
綾世の行動が理解できずにぽかんとしていると、しゃがんだままの綾世がこっちを振り返り、ムッとした表情を見せた。
「なんで突っ立ってんだよ、双葉。
待たせないでくれない?」
「えっ? どういうことっ?」
「だから、家までおぶってやるんだよ」
「えーーっ!?
そんなの大丈夫だよっ!」
両手を振り、慌てて拒否する。
家までおぶってもらうなんて、さすがに悪いよ!!
それに、今日のお昼ご飯いっぱい食べちゃったし!
絶対重いもんっ!
だけど、綾世は頑としてそれを受け入れず。
「悪化されたら、こっちだって気分悪いでしょ。
っていうかさぁ、おぶるっつってんだから、早くしてくんない?」
いつの間にか、また偉そうな態度ーっ!
でもまぁ、そこまで言うなら……
「じゃあ、お願いします…」
私はおずおず、綾世の背中に身体を預けた。
すると、ひょいっと身体が浮く。


