「わ、私はっ、東城くんと」
同じ委員会なんですっ!
噛みまくりながらもそう弁明しようとした時、私の腕はぐいっと引っ張られ、東城くんに引き寄せられていて ───。
「俺の彼女」
「え、ええっ!?」
そう声を上げた私の口は、後ろから東城くんに塞がれた。
「は…? 彼女……?」
「も、もごっ……」
違う違う! 断じてちがーうっ!
呆然としショックを受けてる女の子に、違うって今すぐにでも釈明したいけど、東城くんに口を塞がれてるせいで、何も言えなくて。
な、何考えてるの!? 東城くんってば!
私が彼女って、どういうこと!?
今起こってる状況を理解できずに、でも東城くんに抵抗することもできずにいると、頭上から東城くんの声が降ってきた。
「って感じだから、ごめんね美香ちゃん」
すると、女の子は悔しそうにくっと下唇を噛み締め、
「もう…知らないっ!」
と言い残し、踵を返して図書室を駆け出て行ってしまう。


