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次の日も図書委員の仕事を任され、東城くんとふたりで図書室にいた。
今日は、新刊本を本棚に並べる作業。
だけど、気が沈んでいて、自然と手の動きも重くなる。
こんなんじゃだめだって思うのに、笑顔でいなきゃって思うのに、勝手に気持ちは落ち込んで行って。
気づけば、溜め息ばっかり吐いてる。
「どうしたの?
双葉ちゃん、元気なくない?」
私が並べていた本棚の、隣の本棚へやってきた東城くんが、私の顔を覗き込む。
「東城くん…」
いつもはヘラヘラ笑ってる東城くんが、いつになく真剣な表情で、心配してくれてるのが分かる。
そんな東城くんを見ると、ズキッと胸が痛んだ。
こんなに心配してくれてるのに、私ってばひとりで落ち込んで。
原因は、なんとなく分かってる。
綾世だ。


