と、とある疑問が頭の中に浮かんだ。 「ねぇ、そういえば、なんで綾世は一人暮らししてるの?」 麦茶を渡しながら、そう尋ねる。 今まで考えてもみなかったけど、なんでなんだろう。 すると、麦茶を一口飲んだ綾世は口を開いた。 「理由も何も、親父が転勤でヨーロッパに行くことになっただけ。 俺はぶっちゃけ外国の生活とかめんどーだったから、こっちに残って一人暮らし」 「て、転勤…?」 しかも外国にとか…! 予想の斜め上を行く回答に、私は思わず口をあんぐり。 スケールが違いすぎるよ、三崎家…!