「ちょ、ちょっと待ってよーっ! 私、雷とテストの次にゴキブリが苦手なのーっ!」 ゴキブリがいる部屋に置き去りにするなんて、あまりにもひどすぎる…! そうはさせるかっ! 私は負けじと、綾世の腕をぐっと掴み、その動きを制止させる。 「も、もしゴキブリさんをやっつけてくれたら、夜ご飯を作ってあげるっていうプレミアム特典付きだよっ!?」 「…夜ご飯なに」 「オムライス!」 「どこにいんの?」 「へっ?」 「だから、どこにいんのゴキブリ」 「リ、リビングだけど…」 「入るよ」 「え、あっ!?」