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* 双葉side




「綾世っ…」




私はヘロヘロになりながらも、力をふり絞って綾世の名前を呼んだ。




驚きつつもフッと微笑む綾世に、胸の奥で熱いものが込み上げる。




綾世の元に辿り着くと、無さすぎる体力のせいでハァハァと荒く息をしながらも、私は綾世の目を真っ直ぐに見つめた。




「私、まだ綾世が好きっ…」




「……」




綾世は私の言葉を真正面から受け止めるかのように、真剣な瞳を私に向けている。