手の上に乗るほどの大きさのテディベアを見つめていると、あの日の光景が蘇った。 ────────…… ──────…… 『あのテディベアちゃん、とってもかわいーっ!』 このテディベアに出会ったのは、1週間前。 学校からの帰り道、綾世と2人で歩いていると、ショーウィンドウに並んでるテディベアと偶然目が合っちゃったんだ。 ショーウィンドウに手と額を当て、瞳をキラキラ輝かせてテディベアにじっと見入る。 『綾世、テディベアだよテディベア!』 『そーだね』