「……ねぇ、双葉ちゃん」 不意に、それまで真剣な顔で私とりのっちのやりとりを聞いていた心愛が声を上げた。 「私もりのっちちゃんも、双葉ちゃんの味方だよ。 三崎くんはね、双葉ちゃんといる時、今まで見たことない幸せそうな笑顔浮かべるんだから!」 フォークを握りしめ、なぜか泣きそうになってる心愛。 心愛は、私のために一生懸命励ましてくれてるんだ…。 「心愛…」 「まぁ、綾世、最近双葉にすっごく甘くなった!」 りのっちも続けて、心愛に同調する。 「りのっち…」