「……あわわ! だっ、誰か来たっ。
い、行ってくる!」
ドキドキが最高潮に達していた私は、素っ頓狂な声を出して、綾世の顔も見れないまま玄関へと逃げた。
ひゃ、ひゃーっ!
今、キスする寸前だった……!
あと数秒遅かったら、失神してたよーっ!
ホッとしたような、ちょっと残念なような……。
複雑な気持ちのまま、まだ熱を持つ頬をぱんぱんと叩き、
「はいはーい!」
とドアを開けた私は、
「…おっ」
私は思わず声を漏らした。
だって、そこに立っていたのがとっても美人な女の子だったから。
モデルさんみたいなスタイルの良さ。
そして引き込まれるような、大きくてキリッとした瞳。
とにかく、き、綺麗…。


