こっちを見てるってことは、私に話しかけたってことだよね?
「なんですか?」
「俺達さ、ちょっと道に迷っちゃってよ〜。
コンビニまで案内してくんない?」
えっ、道に迷っちゃったの!?
それは大変っ!
外見はすごくチャラそうだけど、困ってるなら助けなきゃ!
「分かりました!
じゃあ私の後に着いてきてください!
コンビニまで、ばっちり案内するので!」
「まじ!? 超優し〜」
男の人達がガムを噛みながら、そう言って歯を見せて笑うもんだから
「え〜、そんなことないですよ〜!」
なんて思わずにやけながら、頭を掻く。
コンビニまで行くには、暗くて人通りが少ない道を通らなきゃいけない。
きっと、案内がなきゃ辿り着けないもんね!
「こっちですよ!」
私は男の人達の先頭に立ち、ガイドさんになった気分で歩き出す。
後ろで男の人達がニヤリと不気味に笑ったことにも気付かずに。


