「いいのっ? ほんとのほんとにっ?」 「俺がいいって言ってるんだから、いーんだよ。 何度も言わせないでくれる?」 「綾世……」 言い方はつっけんどんだけど、なんでこんなに優しいんだろう。 そんなこと言われたら、またどんどん好きが大きくなっちゃうってば…! 「ほら行くよ。 ただし、バレないように静かにね」 「うんっ!」 私はまた浮かんでいた涙を拭って、笑顔で大きく頷いた。