【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?



ぎゅうっと綾世を抱きしめる腕に力を込める。




「綾世、綾世っ。

来てくれないかもって思ってたんだけどね、それでもずっと会いたかったっ」




抱きつくつもりなんてなかったのに、姿を見た瞬間、心の中に込み上げてきたものに身体が突き動かされていたんだ。




「双葉、暗闇苦手そうだから。

来て良かったみたいだね」




「うんっ、うん……」




私の頭をそっと撫でると、綾世は身体を離し私の顔を下から覗き込んだ。




建物自体が地面よりも高く設計されているせいで、綾世が私を見上げている姿勢になっている。




「で、体調は?」




私は元気をアピールするために、満面の笑みを浮かべてガッツポーズをして見せた。