だけどそんな幼気な願いも虚しく、
「はぁ、ひとり……。
ひとりなんて、ちっとも楽しくなーいっ…」
結局ひとりでベッドに横たわってる私。
ドアの外からは、通りがかりのクラスメイト達の賑やかな声が漏れて聞こえてくる。
いいなぁ、みんな楽しそう…。
「ねーねー、男子の部屋行こうよ!」
「おおっ、いいね!
やっぱ、綾世くんの部屋でしょ!」
不意に耳に飛び込んできた声に、心臓がビクンと反応して、もやーっとした暗い気持ちに胸が覆われる。
綾世の部屋、みんな行っちゃうのかな。
男女がお互いの部屋に遊びに行くのは、禁止されてるのに!
なんだか……いやだな。
はぁ…とついた溜め息は、静かな医務室に吸い込まれていった。


