私は不可抗力で目を閉じた。
─── 頭がふわふわする……。
朦朧とする意識の中、聞こえてきたのは、遠くからこちらに向かってくる足音。
そして ─── 私の身体がふわっと浮いた。
強い力が私の身体を支えてくれている、そんな気がして。
「─── なんで……。
この子と付き合ってるってほんと!?
本気で好きなの?」
「本気で悪い?」
遠くから、そんな会話が聞こえてくる。
でもなんのことだか、分からない。
理解しようとすることもできなくて。
ただひとつ分かるのは、私を支えている誰かの温かさ。
温かくて、優しくて……。
私は安心しきって、微かに残っていた意識を手放した。
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