怖いけど、逃げててもしょうがないよね。
ここは、真実を話さなきゃ…
「じ、実は、私綾世の彼女で……「あんたが綾世くんの彼女なわけないでしょうが!」
わーん! 信じてもらえないーっ!
「あんたなんかが綾世くんの彼女になれるはずないじゃない。
何か色目でも使ったんじゃないの?
第一、あんた馴れ馴れしくない?」
本当なのにーっ!と涙目になっていると、
不意に足元がふらつき、ガクッと身体が揺れた。
─── あれ、なんかおかしい……。
額に手を当て、意識をはっきりさせようとしている間も、女子達からの批判は止まることを知らなくて。
「あんたじゃ釣り合わないでしょ」
「綾世くんもなんであんたみたいな子に構ってあげてるのよ」
「ほ、本当に…彼女ですっ……てば……」
そう口から声を発した瞬間、グワンと視界がぼやけて身体中の力が抜けたかと思うと、私の身体は雪の上に倒れていた。


