それからも東城先生の指導のもと、練習をしていると。
「あっ、双葉ちゃん、もうフリータイムになってる!」
休憩所の外壁に掛けてある大きな時計に目をやった東城くんが、そう声を上げた。
「えっ、もうそんな時間!?」
ずーっと楽しみにしてたフリータイム!
練習楽しくて、班行動の時間はあっという間だったなー。
「さ、行っておいで? 三崎くんのとこ。
俺がスキー板とか持っててあげるから」
「東城くん、ありがとう…!
私、行ってくるね!」
すると、東城くんが頷いて手を振った。
「ん、行ってらっしゃい☆」
私はそれに応えるようにして手を振り、綾世の元へと駆け出した。


