こんなに厚く積もった雪も溶けちゃいそうなほど負のオーラを放っていると、東城くんが首を曲げて、私の顔を覗き込んできた。
「フリータイムもあるし、そこで三崎くんと楽しめばいいじゃん?」
「えっ、フリータイムなんてあるの!?」
「あるよ〜。
午後の3時から夕飯の時間までは確かフリータイムだったよ」
フリータイムかぁ!
そこで綾世といっぱい楽しめるっ!!
そう思うと、俄然元気が出てきた。
「だから、それまでは俺が双葉ちゃん独占☆
双葉ちゃんって、スキーしたことある?」
「実はね、したことないんだ……」
周りが颯爽と滑ってるのを見て、恥ずかしいから言えなかったけど……実は一回もスキー場なんて来たことない。
「じゃ、俺が教えてあげるよ!
俺が教えてあげる女子は、みんなスイスイ滑れるようになるんだから」
「へーっ!
東城くんすごい…!」


