んまーっ!
綾世ってばひどいんだからーっ!
「綾世こそ! 気をつけてよね!」
「当たり前だよ。
どっかの誰かさんみたいに、雪見てはしゃぎまくるようなガキじゃあるまいし」
んん?
どっかの誰かさんって、誰のこと言ってるんだ?
瞬く間に、頭の中はクエスチョンマークでいっぱい。
そんなちんぷんかんぷんな私をおいて、綾世は何事もなかったかのようにスタスタと歩いていく。
「あっ、待ってよー!」
私はその背中を追いかけて走り出した。
何はともあれ、高校生活最初で最後のスキー合宿なんだから、楽しまないと損!
めいいっぱい楽しまなきゃ!


