イルミネーションがきらめく街の中を歩きながら、綾世の背中を見つめる。 また助けられて…迷惑かけちゃった……。 「綾世……怒ってる?」 私の声に、綾世が立ち止まった。 「ああ怒ってるよ」 そう言って振り返った綾世の顔には、やっぱり怒りマークが浮かんでいて。 案の定、ゴツンッとげんこつが降ってきた。 「い¨、いだっ!」 「馬鹿、阿呆、間抜け。 こんな時間まで帰って来なきゃ心配する。 汐見さんが教えてくれたから良かったものの」 「ご、ごめん…」