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「パパ…ママ…、一人娘が大変なことになってるよ〜〜」




お仏壇の前でなむなむしながら、助けを求めた私は


「はぁ…」


と溜め息を吐きながら、バタンと床に倒れこんだ。




昨日のことが、今もまだ鮮明に思い出される。




なんだったんだろ、あれ…。




結局、あの後どんな顔して綾世に会ったらいいか分からなくて、オムライスだけ作って、綾世の部屋の前に置いて来ちゃったんだよね…。




もしかしたら昨日のこと全部、夢なのかもって思い直して布団に入ったけど、どうやら夢なんかじゃなかったみたい。




だって、唇が確かにあの時の熱を帯びてる。




ぬぁーっ!


なんだったんだーっ!