私もね、実は東城くんが最近女遊びしてないこと、なんとなく知ってた。
風の噂で聞いてたから。
でも、そんな風に思ってくれてたなんて、すごく嬉しい…。
「同じ委員会になって、双葉ちゃんのことたくさん知れて良かった。
ありがとう、双葉ちゃん」
「そ、そんな言い過ぎだよ〜っ!」
両手を顔の前で手をふりふりして、照れていたその時だった。
東城くんの顔がすっと近づいたかと思った次の瞬間
チュッ…
おでこに柔らかい何かが軽く当たっていて。
あまりに突然すぎて、それがキスだということに気づけなくて。
「俺にもドキドキしてよ」
顔を離しながら耳元で囁かれた甘い言葉にも、何も考えられない。
ぽけーっと放心状態の私に微笑むと、東城くんは図書室を立ち去った。


