東城くんの笑顔に、私は図書委員を始めた日のことを思い返す。
そういえば、なぜか東城くんに図書委員に推薦されちゃったんだよね。
「ねぇ、東城くん。
なんであの時、図書委員に私を推薦したの?」
すると、東城くんが微笑みながら数歩歩き、私との距離を縮める。
「最初はね、三崎くんのことばっかり見てたから、からかってやろうって思ってたんだ」
えっ!
そ、そうだったのっ!?
「でも、双葉ちゃんにはやられたなー」
「え?」
「双葉ちゃんに俺が喝入れられたの、覚えてる?
それで目が覚めて、女の子達のアドレス消したんだよね俺。
誰かひとりのことを見なよ、なんて耳にタコができるくらいいろんな人に言われてきたけど、俺のこと心配してくれるのは双葉ちゃんだけだった。
全部双葉ちゃんのおかげ」
「東城くん…」


