【完】お隣さんは最凶クール悪魔!?



東城くんは目を括弧の上みたいに曲げて、微笑んだ。




「可愛いことばっかりされると、俺だって理性利かなくなるよ」




ほえ…?


リセイってなんだ…?




それっておいしいもの?




頭の中をクエスチョンマークが飛び交う。




「あ、あと、さっきの表情、三崎くんに見せちゃだめだからね」




「へっ? 綾世?」




なんで今綾世が出てきたんだ!?




さらにちんぷんかんぷんって表情を浮かべる私の頭を、東城くんがぽんぽんと撫でた。




「いーよ、無理に考えなくても。

ま、俺本気で頑張るから見ててよ」




さっきから東城くんの言葉の意味を解読できないけど、まぁいっか!




頑張る東城くんのことは、心から応援するし!




「うんっ、頑張れっ!」




東城くんに笑顔で返事をした私。




─── この時は気づかなかったんだ。




私と東城くんのやりとりを、図書室の扉の陰で綾世が聞いていたことに。