「もっと早く教えてよ!」 絶対気づいてたのに、言うの遅いとかわざとでしょ! おでこを抑えながら涙目で抗議をすると、綾世は口元を押さえていて。 綾世ってば…ぶつかった私を見て、ほくそ笑んでる! 「やっぱり面白いよね、双葉って」 「直前まで教えてくれないなんて、ひどいーっ!」 「気づかない双葉が悪いし」 「確かにそれはそうだ……ってそうじゃなくって、やっぱり意地悪ーっ!」 なんてギャーギャー言い合ってるうちに、気づけば水族館に着いていた。