なんでかな。




東城くんたった一言だけで、胸の中にあったモヤモヤが晴れちゃった。




それくらいに、東城くんの言葉に救われて。




「東城くんって魔法使いなの?」




すると、東城くんはウインクをひとつして笑った。




「だとしたら、双葉ちゃん専属の魔法使いかな」




「ええっ! すごいっ!!」




両手を組み合わせ、尊敬と憧れの目で東城くんを仰ぎ見る。




だって、魔法使いなんて小さい頃からの夢だもん…!




するとなぜか笑われちゃったけど、東城くんはまたひとつ魔法をかけてくれた。




「双葉ちゃんの笑顔が見ていたいだけだよ」






**゚ ゜゚***゚ ゜゚***゚ ゜゚***゚ ゜゚**