「あ、あのっ、それでねっ、綾世はどうかなーって……」 今こうしてる間にも、たらりたらりと冷や汗が頬を伝う。 ど、どうにかっ、嘘だってバレませんよーにっ…! すると、綾世が綺麗な唇を開いた。 でも、その目はひどく冷たくて、揺るぎなく真っ直ぐで。 「悪いけど、断っておいて。 俺、誰とも付き合う気ないから」 え…? 突然突きつけられた言葉に、私は愕然とした。