「綾世は、意地悪で冷たくて、ほんと悪魔みたい!」 「は? 何、綾世の分際で喧嘩売ってんの?」 綾世が片頬を吊り上げて、今にも怒りだしそうな黒い笑みを浮かべる。 そんな綾世なんてお構いなしで、私は続けて声を上げた。 「でも、優しいとこだってある! ちゃんと人のこと見てて、力を貸してくれる、綾世ってそういう人だもん! そんな綾世だから、私は綾世から離れないよっ!」 何度も助けてくれた、私のこと。 意地悪なとこだって、悪魔みたいなとこだって、それも含めて綾世だから。 そんな綾世が好きなの。