キミに出会うまで

優花に浴びせられた言葉のひとつひとつが、優花が傷ついていることを物語っていて。


俺は、何も言うことができなかった。


何を言っても、傷を癒やすことができない気がして。


すべては誤解だけど、まゆみとよりを戻そうなんてこれっぽっちも思ってないけど。


無意識の寝言とはいえ、まゆみの名前をしゃべっていたことは意外だった。


まるで、こうなることを予言していたみたいで。


看病してくれた日、優花が好きなのを再認識したのに。



優花、俺たち、もう戻れない?


俺は戻りたい。


だから、夏休みは、優花に戻ってきてほしくて、行動にうつした。


夏休みだけでは終わらなくて、これから毎週末やらないと間に合わない。



夏休み明けの俺の誕生日。


優花と一緒に過ごせないなんて。



落ちこんでいたら、優花からスタンプが届いた。


めちゃめちゃ嬉しかった。


優花が、俺のことを忘れてないのが、嬉しかった。



もう少し待ってろよ。


必ず、迎えに行くから。