キミに出会うまで

夏休みが明けて、最初の出勤日は、蒸し暑い日だった。


休み明けの月曜日とあって、仕事量も多かった。



明日香先輩とひとみちゃんには、直接謝った。


「私たちは全然平気だけど、ゆうは大丈夫なの?」


「優花先輩、無理しないでください」


「大丈夫です、本当にすみませんでした」


明日香先輩とひとみちゃんが、去っていく私の後ろ姿を見ながら、


「ゆう、やせたね」


「あれは、大丈夫じゃないですよね」


と会話していたのは知らなかったけど。


食欲もなくて、夏休み中はほとんど食べていなかったから、やせていたと思う。



仕事中、カレンダーを見ながら電話していたら、明日が優樹の誕生日だって気づいた。


今ごろ、どうしてるかな。


拒絶したのは私の方なのに、私から連絡をとるのはどうしてもできなかった。


つまらない意地だってわかってはいたけど、心にあいてしまった大きな穴は、ふさがれることもなくズキズキ傷んだ。