キミに出会うまで

女3人で、こそこそ盛り上がる。


っていうか、明日香先輩とひとみちゃんに攻められる私。



「ゆう、もしかしたら、システム変更終わったら森さんは横浜へ帰っちゃうんじゃないの?」


「そうですよ優花先輩、あと半年しか一緒にいられないんですよ」


「一緒にって、別にただの同僚だし」


「ゆうが恋愛をあきらめたくなるのもわかるけど、森さんは渡辺さんみたいな人じゃないと思う」


「明日香先輩、何か根拠があるんですか?」


「和真が言ってたよ、アイツは一途で真面目なヤツだって」




わかってるよ。


森さんが、優しくて誠実な人ってことくらい。


でも、また傷つくようなことはイヤだから。



森さんの方を見ると、システム部のみんなと楽しそうに話してる。



「ほら、優花先輩、いま森さんのこと見つめてましたよね」


「ちがうよ、あんまり言うからちょっと見ただけ」


「ゆう、意地はって我慢しても、後悔するだけだよ。


森さんに惹かれてるなら、その気持ちを信じたら?


あのとき告白しとけばよかった、なんてあとで思っても遅いんだから」


「こ、告白なんて無理です!」


私の大声に、まわりも反応してしまう。


森さんも、私を見てた。


なにこれ、めちゃくちゃ恥ずかしい状況じゃん。