不思議の国の帽子屋

パパパッパッパッパーーーっ!!



……う、ぅうん……。



ザッザッザッザッ!!

「全いーーん……止まれっ!陛下に敬れーーーーい!!」


……るっせぇなぁ。


ピィーーーーーーーーーーー!!!



「っ?!だーかーらー……うるせーーー!!」


なんなんだ?!朝っぱらから……。


俺は朝から迷惑な程元気なトランプたちに、一言文句を言う為窓から顔を出した。


現在時刻は7時刻15分。


バカだろ……?この国の奴ら……。


窓から見える広場には国民全員が集合していた。


多分全員だろうな。


「なっ?!ジョーカー、貴様なぜそんな所にいるんだ!」


「てかなにしてんだ?」


スペードの質問には答えずに、逆に質問をしてやった。


本気でわかっていない俺にスペードは激怒した。