クールな女上司の秘密

 ポケットからハンカチを出し、それでチーフの額を拭ったが、すぐに汗でビショビショになり、そんな物では役に立たなかった。そこで俺は洗面所の方へ行き、棚にあったフカフカでいい匂いのする白いバスタオルを持って来て、それでチーフの額を拭った。

 しかし拭ったそばからまた汗が噴き出し、それはチーフの体全体で起きている現象と思われ、現にブラウスの胸の辺りが濡れて、地肌が透けて見えるほどだった。

 うーん、このままではさぞ気持ち悪いだろうなあ。でも、いいのかなあ。

 俺は迷った。すなわち、チーフのブラウスを脱がしてあげるべきか否かを。あるいはスカートや、ぱ、パンストなんかも考えた方が良いかもしれないなと。

 チーフの額や顔、首筋などの汗を拭きつつ迷っていたら、なんとおもむろにチーフ自らブラウスのボタンを外し始めた。チーフの顔を見ると目を閉じたままなので、暑くて無意識にしているのだと思う。

 こうなれば仕方がない。いわゆる不可抗力というやつだ。俺はボタンを外す手助けをして、すっかりはだけたチーフの、眩しいばかりに白い胸やお腹、脇の下などの汗をタオルで拭っていった。

 ちなみにチーフのブラは、レースで縁取られた可愛い水色だった。

 少し目が慣れてきたと思ったら、なんとチーフはやおらスカートのフックを外し、ファスナーを降ろした。そして、脱ぎやすいように腰を浮かせ、俺がゴクッと生唾を飲んだ瞬間、パチッとチーフの目が開いた。