バァァーーン!!!
私は勢いよく、司の部屋のドアを開けた。
司はベッドに寝転んで漫画を読んでいる。
相変わらず、無反応だな。姉が来てるというのに。
「司様ー!! お願いがあるんだけどー」
様なんてつけたくないけど、作戦を成功させるため!!
耐えろ、私!!
しっかり司をおだてておかないと。
すると、司はため息をついてこう言った。
「そういうことだろうと思ってたよ。」
「え???? 何でわかったの!?」
「今日のお前はおかしすぎなんだよ。急に優しくなんかしてさ。バレバレだ。」
うわー... 読まれてたのか。
まぁ、どっちにしろ関係ないぜー!!


