「お前と違って、俺にはバスケしかないんだよー!!」 「ハハッ!! やっぱりそう言うと思ったわ!!! このバスケバカーー!!!」 なんだよ、この青春ドラマみたいなやつは。 はやく帰りたい。 「じゃあ、今度こそ帰るからなーー」 「おうっ!!」 俺たちはそう言い合うと、やっと今度こそ、別れた。 でも、一息つく間もなく―― 「つーかーさー!!」