「そういうことだから、早くでてけよ。」 そう言う司の目は、姉である私を完全に見下している。 どうせ、嘲笑ってんでしょ!! 「わかったなら、さっさと片付ける!!」 お母さんに捲し立てられ、私は逃げるように自分の部屋に戻った。 何よぉ... みんな私を悪者にして... (実際そうだけど) 私はゆっくりと部屋を見渡した。 散乱するゴミ、ゴミ、ゴミ。 「やるか。」 私は気持ちを切り替えて、掃除に戻った。