それから私たちは、たくさん話をした。


おばちゃん同士の立ち話並みに。



「それでねっ!!...」


そして、ちょうど話が盛り上がっていたとき――










「なぁ、これからゲーセン行かね?」


「お、いいな! 司も行くだろ?」


「まぁちょうど金持ってるしな。」


私たちの横を、数人の男子が通りすぎていった。


げっ... 司もいるし。


ということは、バスケ部だな。




「うるさいねーー 私たちも言えないけど!」


私がそう言って、翠ちゃんの顔を見ると――




え???