ふっ.... 忍法『隠れ身の術』!! あまりのはやさに、誰も気づいてはいまい。 「で、いきなり何のようだよ? それに、なんでここにいるんだよ。」 おっと、司を忘れていた。 そんなにイライラしなくてもいいじゃん。 司のために来てるんだから。 「これ、忘れてたでしょ!」 私はそう言うと、弁当をつきだした。 すると、目を見開く弟。 「あっ.... 忘れてたわ。」 手を伸ばしてきた司に、私はひょいと弁当を上にあげた。