気づいた頃にはもう遅い。 私の目の前を風のように通りすぎるクロ。 私はハッとして立ち上がった。 クロはまだ、シロを殺す気でいるんだ!! 「ダメェェーー!!! 」 私は急いでクロの後を追ったけど、犬の足には敵わない。 すると1階から――― 「キャイン!!! 」 シロの鳴き声が聞こえた。